(オーストラリア・グレートバリアリーフ版)散骨メニュー

質問:「散骨」で違法になるケース(2)


(日経BPネット記事から抜粋)

Q: 散骨に関連する法律は墓埋法だけでしょうか。

A: 散骨はもう一つの法律との関係が注目されていました。刑法190条の「遺骨遺棄罪」との関係です。散骨は遺骨遺棄にあたるか、あたらないか、ということです。

 「遺骨遺棄罪」が目的にしているのは「遺骨を大切にしたいとする国民感情、社会的風俗としての宗教感情」です。したがって「遺骨を捨てる、廃棄する目的」であるならば手段を問わず遺骨遺棄罪に該当します。

 散骨があくまで「葬送を目的」とする行為であること、また手段も「相当の節度」をもって行われるならば違法ではないだろう、という解釈が生まれ、今ではこの解釈が社会的合意となっています。

Q: 「相当の節度」とはどういうものでしょうか。

A: 私はその内容を次のように考えています。

(1)原型が残らないよう細かく砕くこと。
後から見た人に遺骨だと認識されないレベルまで、だいたい2ミリ以下にまで細かく砕きます。

(2)他人、特に周囲の人がいやがらない場所で撒くこと。
川であれば周囲の人が生活用水として使っているのであれば避ける、海であれば養殖場の近くや海水浴場の近くは避ける。はるか沖合いに出て行う。仮に自分の所有地内であれば、近隣の住民の承諾を得る。他人の所有地は避けます。

 「風評被害」を与える原因になってはいけないということです。